アコースティックギター製作家 杉田健司とそのスタッフによるギター製作やリペア作業の様子を紹介

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Nabowa 山に登る

Nabowa
僕の夏季の仕事である山小屋で、京都を拠点に活動している4人組インストゥルメンタル・バンド、Nabowaのライブがありました。もちろん歩いて来ました。詳しい事は大日小屋HPに書きました。
かなり良いです。

もうすぐ

天気図見てたら富山ももうすぐ梅雨明けみたいです。空も夏っぽくなってきました。
・・・と思ったら前線復活してたじゃないか!!!明日はヘリの荷揚げだがどうなることやら。

スマホからやってみました


僕のもうひとつの仕事、大日小屋が始まって大忙しです。山中からブログの投稿ができれば便利だなあと思い、先ずはこっちから。

リフレット中です。ネックの状態はハイフレットが落ちており、このままではハイポジションが高くなってしまうので最後4フレット位からだんだん高くなっています。とても手間がかかります。

リフレット

Dolphin II SJ
ここのところこの世界で有名なギタリストのリフレットを立て続けに数本やっていた。んー、やっぱいちばん重要やしなあ。
過去にも書いていたと思うけれど、僕の使っているフレットは溝の中に入っている部分が0.03mm刻みで厚みの違うフレットを特注で作って使っている。上の写真は打った直後。フレットの色が違うのは違う厚みの物が入っているのですが、識別できるように色分けしてあります。(このあと磨けば普通のフレットの色になります)ネックの状態を見て逆反りがきつい辺りは緩く、順反りがきつい辺りはきついフレットを打つ事によって指板の削る量を最小限にしつつ適正な状態にします。そして、すり合わせは平らなファイルで全体をガーッて削りません。精密に測定して、どうしても少し飛び出るところだけを凹面のヤスリですり合わせます。写真で色が残っているところは全く触らずにレベルが合っています。
エッジ処理
で、エッジの処理。手間が掛かりますが、徹底的に丸く仕上げます。削り過ぎると弦落ちし易くなってしまうので注意が必要です。さらにフレットの先端は僅かに指板のエッジより内側に入っています。こうしておかないとほんの僅かでも指板が縮んでも手にザラつきを感じてしまうからです。指板自体のエッジもほんの少し丸く落としています。角が立っているとあまり心地良く無いと思います。
ヘッド側から
重要なのはエッジの通り具合じゃなくてフレットの頭の通り具合なのだけど、エッジも綺麗に揃うと気持ち良いです。でも難し~

仕事場模様替え

DELTA
ずっとブログ書いてなかったなあ。イカンなあ。男性更年期ってのもあるそうで、そんな感じかなあ?年齢的にもちょうどそんな年代だし、気楽にやって行かないとかなあ?あ、十分気楽にやっている様に見えるか・・・
年末から大掃除ついでに仕事場の改装しました。今までも少数精鋭を目指していたけれど、超少数精鋭に向けて作業しやすく且つスペースの有効活用を目指して大幅に改装しました。

Nino and GoGo Drops 発売

イルカレコード
ニーノ&ゴーゴーのセカンドアルバムDROPS – Blooming flaver が遂に発売になった。ディスクのデザインも良い感じ。
缶入りドロップス
発売前より話題になっていた「え!?今度は缶入り?」というのはおおきな缶違いで、紙ジャケだ。
カプリチョにて
まだPC内臓のチープなスピーカーでしか聞けていないですが、とりあえずの突っ込みどころ、7曲目”Alright!”何でそんなやけくそで叫んでるん?
カバー曲も2曲含まれるが二人のアレンジセンス、テクニックもやはり素晴らしい。リベルタンゴはタンゴ好きの僕には気になるところ。すでに他界しているかのおじ様の色気は最強だが、若い二人の情熱的な演奏もよいのだ。
カプリチョにて2

プルプル

昨日は一時間程息子とボルダリング。で、今日の作業リフレットの際タングを切ってて・・ん・・なんだかフレットが硬い気がするんですが・・一時間登ってただけで少し手がパンプぎみ。
握力測定機
あ、なーんだ自分は随分根元を持っていた。
左手でパシャリ
自分で気づかぬうちに効率が悪い癖ってあるものですね。

新人

断髪式
三月で長年働いてくれた藤井くんも退職しましたが、工房は今日から新人、渡辺くんがきました。写真は先日はじめて面接に来た日、若くして頭髪がだいぶヤバいのにロン毛なのが気になって、その場で坊主になりました。でもこのまま帰るのは寒いのでカツラをプレゼントしてあげました。
カッパ
これじゃ前と変わらん!
まあ、そんなわけで坊主ふたりでやっています。

すごいぞPLEK

PLEK


年末以来ですが、実は1月中旬アメリカのNAMMショーを見に行ってました。んー、何かまだ調子が回復しないなあ。
写真のこのマシン、ネックの状態をスキャンして状態を数値化してくれる、その上適正な状態にフレットを擦り合わせしてくれる。そこまでやってくれればもう十分だというのにナットの溝切り、さらにはインレイまで。今回NAMMの案内してくれた写真左にちらっと登場している友達のアイザックが勤めているwestwood musicでも導入していて、日本にはまだタカミネさんともう一軒しか無いらしい。僕はフレットワークには自信があるけれど、こりゃすごいわ。
素晴らしい機械だ!!けど、人が最も気にする大切な部分。僕は今のところ時間はかかるけれど手作業で丁寧に仕上げていこうと思います。

年末

あと一日で激動の2011年も終わりかぁ。今年は仕事でも激しい事例が多かった気がするなあ。中でもこれが変ってたかなあ。この製作家のギターでボルトオンは無いと聞いていたけれど、そして多くのリペアをしてきたけれど初めてこの製作家のギターでボルトオンの物に出会った。で、症状は12フレットの継ぎ目からネックがちぎれてしまっている。んー困った。この辺一帯を別ピースを移植してつなげました。インレイの下の方に少し継ぎ目が見えます。その後具合はいかがでしょうか?